研究課題/領域番号 |
18K00506
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02050:文学一般関連
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研究機関 | 佛教大学 (2021) 大阪工業大学 (2020) 神戸大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
清川 祥恵 佛教大学, 文学部, 講師 (50709871)
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研究分担者 |
坂本 貴志 立教大学, 文学部, 教授 (10314783)
植 朗子 神戸大学, 国際文化学研究科, 協力研究員 (20611651)
山下 久夫 金沢学院大学, 文学部, 名誉教授 (40239976)
斎藤 英喜 佛教大学, 歴史学部, 教授 (40269692)
南郷 晃子 (中島晃子) 神戸大学, 国際文化学研究科, 協力研究員 (40709812)
大野 順子 摂南大学, 理工学部, 准教授 (50737103)
横道 誠 京都府立大学, 文学部, 准教授 (60516144)
田口 武史 福岡大学, 人文学部, 教授 (70548833)
上月 翔太 愛媛大学, 教育・学生支援機構, 助教 (90860867)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 神話 / 神話学 / ミュトス / 多文化共生 / 多文化主義 / ナショナリズム / 文学 / アダプテーション / 比較神話学 / オリエンタリズム / 伝承 |
研究成果の概要 |
本課題では、欧米において近代の社会変化の初段階を見晴るかす鍵となっている「神話」が、日本文化においても社会を映す鏡として文学史・文化史・地域文化研究に資するものであるという点をより明確にした。狭義の神話だけではなく、さまざまな分野に現れる「神話」の伝統や要素の検証を行ない、「神話」の普遍的な影響力を明らかにするとともに、ローカルなものとして「神話」が社会との関連のなかで形作られていく動きを詳らかにすることができた。また積極的かつ継続的に国際学会に参加し、日本の地域伝承やスーパーヒーロー映画の分析を報告し意見交換することで、ローカル/グローバルの両面から「神話」概念について再考することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで分断されてきた「神話」概念を、語る対象は違えども同じ「過去」の「語り直し」の行為として再検討し、日本における「神話」研究および文学史研究の発展に寄与したほか、越境文化研究としても各領域へ貢献することができた。また国内外の研究者とのネットワークをさらに拡張することで、2019年11月には国際シンポジウムの開催が実現した。一般より多数の参加があったフロアからも質問や今後の研究継続のご要望も寄せられ、社会還元の面からも有意義なイベントとなった。この時の議論をテーマとした新たな論集『人はなぜ神話〈ミュトス〉を語るのか』(文学通信)の出版が決定し、2022年度中の刊行が見込まれている。
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