研究課題/領域番号 |
18K00523
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02060:言語学関連
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研究機関 | 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所 (2019-2020) 筑波大学 (2018) |
研究代表者 |
窪田 悠介 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 理論・対照研究領域, 准教授 (60745149)
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研究分担者 |
峯島 宏次 慶應義塾大学, 文学部, 准教授 (80725739)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ツリーバンク / カテゴリ文法 / 意味解析 / 日本語 / NPCMJ / ABCツリーバンク / 範疇文法 / アノテーション / ハイブリッド範疇文法 / CCG |
研究成果の概要 |
範疇文法のツリーバンクであるABCツリーバンクを構築し、理論言語学・自然言語処理の学際的な研究のための言語資源としてオープン・アクセスで公開した。本ツリーバンクは、特に、使役や受身などの文末述語の扱いや名詞修飾の構造に関して、構成的意味論を導くために妥当な分析を行っている点に特色がある。また、構築の際に用いたスクリプト、depccgパーザをツリーバンクで訓練したモデルなどの関連ツールもオープン・アクセスで公開した。また、depccgパーザとccg2lambdaのツールキットを使って意味表示を導出するパイロット実験を行い、自然言語処理分野での意味解析の枠組みとしての利用が可能なことを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ABCツリーバンクは、日本語の範疇文法ツリーバンクで公開されているものとして現在唯一のものであり、理論言語学、自然言語処理両分野を取り結ぶ学際的な研究領域の活性化に寄与することが期待される。特に、パーザやツリーバンクなど、自然言語処理のツールを援用した計算論的モデリングに基づく言語研究が近年理論言語学研究において活発になってきているが、計算言語学の究極の課題である、意味解析・意味理解にまで踏み込んだ研究はまだ極めて少ない。範疇文法に基づくABCツリーバンクは、意味解析・意味理解の計算論的研究のための基盤資源としての利用が特に期待できる。
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