研究課題/領域番号 |
18K00525
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02060:言語学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
永井 正勝 東京大学, 附属図書館, 特任准教授 (70578369)
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研究分担者 |
和氣 愛仁 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (70361293)
中村 覚 東京大学, 情報基盤センター, 助教 (80802743)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 画像データベース / 碑文 / 地名 / 都市リスト / ヒエログリフ / ヒエラティック / エジプト / シリア・パレスチナ / IIIF / 画像データベー / 古代エジプト語 / 聖刻文字 / 言語記述 / 文献言語学 / 地理情報 / オープンデータ / アノテーション |
研究成果の概要 |
本研究では、第一に、古代エジプトのヒエラティックの字体を、ヒエラティック番号、ヒエログリフ番号、音価等の要素から検索することができる「『ヒエラティック古書体学』データベース」を作成して公開した。第二に、シリア・パレスチナ地方の地名を記した古代エジプト語ヒエログリフ資料を対象に、「碑文資料のIIIF画像」(データ)、「言語情報」(アノテーション)、「根拠となる参照資料」(エビデンス)、「遺跡の地理情報」(参照情報)とを統合させた検索プラットフォームを試作した。これはつまり、データ、アノテーション、エビデンス、参照情報とを統合させる試みである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、内閣府・総務省・文部科学省等で推進されているオープンサイエンスの動向を鑑み、オープン・データ、オープン・アノテーション、オープン・エビデンスを実施したものである。文献資料を使用する言語学研究における研究成果の公開h方法の発展に対して、新たな学術モデルを提供することにもなった。また、データ、アノテーション、エビデンスをWEBで公開することにより、オンライン環境さえあれば世界の誰しもが研究資源と研究成果とを利用することができるようになった。つまり、本研究は、古代エジプト語資料を対象とした学術情報基盤を構築するとともに、世界の人々の利用に供することを目的にそれを発信するものである。
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