研究課題/領域番号 |
18K00539
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02060:言語学関連
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
吉本 靖 琉球大学, 国際地域創造学部, 教授 (70284940)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 日本語 / 沖縄語 / 依存格理論 / 形容詞の形態統語構造 / 形態統語構造 / 分散形態論 / 時制辞 / ラベリング / 丁寧辞 / 範疇化辞 / 形容詞 / 複合語 / 格 / 沖縄語の格 / 生成文法 / 有標主格 / 依存格付与 / 形態論 |
研究実績の概要 |
日本語の格に関する研究(1)と、沖縄語と日本語の形容詞述語の分散形態論的研究(2)を行ない、次の成果を得た。 (1)日本語の「を格」の認可について三宅(1996)が提示した興味深い事実について、依存格理論による説明も可能であることを示した。例えば「太郎が部屋を出た」は正文であるが、「血が傷口を出た」は非文であるという事実があるが、この事実はBaker (2015)のsoft phaseという概念と、依存格付与に課される制限により説明可能であることを示した。ただし、三宅(1996)の提示した説明も有効であり、本研究の結果は依存格理論による分析の優位性を示すものではないため、両分析の比較・検討を更に続けていく必要がある。 (2)吉本(2021)とYoshimoto (2022)の研究を発展させ、沖縄語と日本語の形容詞述語の形態統語構造のさらなる分析を行い、次の成果及び着想を得た。 (i) 表面上かなり異なるように見える日本語と沖縄語の形容詞述語の屈折語尾であるが、その基底構造は、否定辞が形容詞的性質を持つか否かに起因する違いを除けば、同一である。 (ii) NIshiyama (1999)が日本語の形容詞述語に存在すると主張したPredと呼ばれる主要部が、沖縄語の形容詞述語の肯定形にも存在する。その音形は日本語同様 -k であるが、異形態として -s を持つ可能性もある。-s は吉本(2021)では沖縄語の形容詞の範疇化辞(categorizer)であるという仮説を提唱したが、新たに Predの異形態である可能性が示された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
学内の管理職業務に追われ、十分な研究時間を確保できなかった。
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今後の研究の推進方策 |
まずは研究時間を優先的に確保し、コンサルタントとの調査を定期的に行う。調査結果を基に沖縄語と日本語の格に関する分析を推し進め、論文にまとめていく。
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