研究課題/領域番号 |
18K00555
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02060:言語学関連
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
尾鼻 靖子 関西学院大学, 理工学部, 教授 (60362141)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 敬語 / ポライトネス / アイロニー / 敬語イデオロギー / 役割理論 / 語用論 / 会話分析 / 日本語 |
研究成果の概要 |
役割理論を適用して日本語のポライトネスの分析を前回の科研費をいただいてから断続的に行い、数本の論文を出版したが、それらをまとめ、また新しい分析結果も導入して、一冊の本にまとめた。イギリスのRoutledge出版社にproposal(研究計画書)を送り、そして契約を交わしたのが2019年の3月。そして2020年の3月に仕上げて送った。校正を重ねて、10月に出版された。 海外研究協力者とは、アイロニーについて研究を開始した。1本はJournalにacceptされ、1本は今提出して結果待ちである。研究代表者はそのほかに単著で3本の論文を出版(日本語で)している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本語のポライトネスに関して様々な観点から分析がなされてきたが、今回の著書にあるような役割理論を適用して分析した研究はまだ少ない。日本語の敬語やポライトネスストラテジー(方略)は、対話している相手との社会的関係、対話の状況、対話の内容によって、絶えず変化する。それを包括して理論化するのは至難の業であるが、役割理論(特にシンボリック相互役割理論)でどこまで包括的に捉えることができるか、というのが著書の目的である。また国語学者の主張も海外に伝えたいという気持ちもあった。アイロニーに関しては、敬語が含まれるアイロニーは従来のアイロニーの定義に当てはまらないことが分かり、大きな波紋を投ずると思われる。
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