研究課題/領域番号 |
18K00572
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02060:言語学関連
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研究機関 | 帝京大学 (2020) 京都大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
吉田 豊 帝京大学, 付置研究所, 教授 (30191620)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ソグド語 / 中世イラン語 / シルクロード / 西域仏教 / 敦煌文書 / トルファン文書 / クチャ / 千仏洞 / 仏典翻訳 / 東西交渉 / 中央アジア / 敦煌 / トルファン / セミレチエ / イラン語 / 歴史言語学 / 禅宗文献 / 冠詞 / 文法化 / 仏教説話 / 中央アジア史 |
研究成果の概要 |
本研究は,シルクロードの交易の民として活躍したソグド人の言語を解明を目的とした.漢文原典からソグド語に翻訳された仏典を主な研究対象にして,原典と対照することにより語義を確定することや,翻訳に反映されたソグド人の宗教文化を明らかにする為の作業を行った. その成果は多数あるが,禅宗文献からソグド語訳された仏典を発見したこと.トルファンで発掘された仏典に漢文以外の西域北道で流行していた小乗仏教の経典から翻訳された仏典があることを明らかにしたこと,その成果を英語論文として発表したことなどは国際的にも注目された.ソグド語研究それ自体の成果としてソグド語文法を完成させ,2021年に出版することになった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ソグド人はシルクロードの交易の民として日本でも有名である.本研究は漢文原典からソグド語に翻訳された仏典を研究対象として,ソグド語の単語の意味を明らかにする作業を行った.ソグド語は西欧人が研究してきた関係で,一人の研究者が漢文とソグド文を扱うことが出来なかったために,漢文原典との対照研究は手薄であった.筆者は両方の文献を扱うことが出来るユニークな研究者として従来の研究の欠を補うという重要な意義がある.
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