研究課題/領域番号 |
18K00599
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02060:言語学関連
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研究機関 | 神戸松蔭女子学院大学 |
研究代表者 |
西垣内 泰介 神戸松蔭女子学院大学, 文学部, 教授 (40164545)
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研究分担者 |
郡司 隆男 神戸松蔭女子学院大学, 文学部, 教授 (10158892)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 視点 / モダリティ / 視点投射 / 再帰代名詞 / 評価表現 / 阻止効果 / エンパシー / 再帰表現 / 人称制限 / 指定文 / ロゴフォリシティ / 自由間接話法 / モーダル表現 / 視点現象 / 構造的連結性 / 関数名詞句 / 「自分」 / 潜伏疑問 / ダイクシス |
研究成果の概要 |
「視点」にかかわる様々な表現を含む構文について、理論言語学の観点からその性質を言語の統語構造との関係で明らかにし、諸言語でかなり共通した性質が見られることを示していく。「証拠性」を含む「意識」(awareness) やエンパシー(「共感」empathy) など、意味的な概念が日本語および世界の多様な言語の統語構造の中にエンコードされると考える研究の理論的・経験的可能性を示し、関連する言語現象には「一致」や移動操作およびそれらに対する制約など統語理論で用いられてきた概念が積極的に関与することを示していく。また関与する言語現象について形式化された意味論の分析を行う。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来 意味や言語使用の観点からのみ考察されてきた「視点」にかかわる様々な表現およびそれらを含む構文について、理論言語学の観点からその性質を言語の統語構造との関係で明らかにし、日本語および複数の言語でかなり共通した性質が見られることを示している。意味的な観点のみから考えられてきた「視点」に関わる構造的実体が存在することを指摘し、再帰代名詞(日本語では「自分」)など「視点」に関わる言語現象や主観的な評価を表す言語表現などの振る舞いが統語的制約に従っていることを示し、これまで中国語で注目されてきた「阻止効果」についてそれが日本語にも存在することなどを示している。
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