研究課題/領域番号 |
18K00619
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02070:日本語学関連
|
研究機関 | 愛知県立大学 |
研究代表者 |
福沢 将樹 愛知県立大学, 日本文化学部, 教授 (30336664)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
|
キーワード | 談話分析 / 品詞 / 注釈 / 物語論 / 文章論 / 話し手 / 語り手 / 聞き手 / 文章 / 談話 / 過去形 / 草子地 / アスペクト / 品詞論 / メタ言語 |
研究成果の概要 |
注釈的表現として日本古代文学における「草子地」を取り上げた。また話し手/書き手と聞き手/読み手について物語論及び社会学における概念を検討した。 また、学術論文におけるメタ言語表現としての〈予告表現〉に着目した。そこでは著者の認知的スタンスが反映されていることがわかった。 更に、〈談話文法〉、つまり文章・談話における品詞論について素描した。そこでは特に、人が初対面の相手とどのようにコミニュケーションを始めるか、どのようなストラテジーを用いるか、という問いがある。ここでは狂言台本を用いて、〈まだ談話の場が形成されていない〉段階の場面を抽出して検討した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コミュニケーションの重要性は、昨今言うまでもない。しかしそもそもの問題として、互いが必ずしもコミュニケーションを行う者同士として自己認識していない段階から談話は開始されなくてはならないところに着目した。つまり〈場〉が形成されていない段階から、何かのきっかけによって、例えば呼びかけたり姿を見せたり、偶然に接触や感知をしてしまったりといったきっかけが必要である。本研究は具体的には言語研究として行われたものであるが、社会学・人類学や、ひいては人間以外の動植物やロボットなど非人間と人間との間のコミュニケーション研究へと波及するものであると考える。
|