研究課題/領域番号 |
18K00636
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02080:英語学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
金子 義明 東北大学, 文学研究科, 教授 (80161181)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 生成文法 / 極小主義プログラム / 論理形式 / 時制解釈 / 時の付加詞節 / 意味解釈 / 論理形式表示 / 付加詞 / 付加操作 / 非顕在移動 / 付加詞節 / 転送 / 付加構造 / ラベリング / 新遂行仮説 |
研究成果の概要 |
本研究では、生成文法の極小主義プログラムの枠組みにおいて、概念・意図システムへの入力となり、意味解釈プロセスが適用される論理形式の諸特性について研究した。特に、英語の定形補部節の二重接触現象、英語の時の付加詞節の時制解釈と主節の時制との調和現象に対する新たな分析を行った。その結果、論理形式は階層構造を持つ伝統的な意味での論理形式表示が妥当であること、論理形式に対して適用される意味解釈においては、移動操作が必要であること、素性変更を行う操作が必要であること、統語構造構築に関わる併合操作とはことなり、フェーズ境界を越えて適用される非局所的意味解釈操作が必要であることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究における研究成果の学術術的意義の実証的側面としては、英語の定形時制節に見られる二重接触現象の具体的仕組みと、英語の時の付加詞節とホスト節(被修飾節)の間に見られる時の調和現象は従来考えられたような統語的・形態論的調和現象ではなく、意味上の調和現象であることを解明した点があげられる。理論的側面としては、論理形式に対する操作と統語操作の相違点のいくつかを解明した点があげられる。実証的側面における成果は、一般の英語運用や英語教授・学習においてすぐに活用可能な知見であり、実質的な貢献となる。
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