研究課題/領域番号 |
18K00638
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02080:英語学関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
井門 亮 群馬大学, 情報学部, 教授 (90334086)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | オクシモロン / 関連性理論 / アドホック概念構築 / アドホック概念 / 語彙語用論 |
研究成果の概要 |
オクシモロンとは、「小さな巨人」や「公然の秘密」といった矛盾関係や反義関係にある語を結合した修辞表現である。矛盾関係にある語が結びつけられているため、オクシモロンを言語的な意味で捉えると当然矛盾が生じることになるが、聞き手はそこから話し手の意図した意味を自然と解釈することができるのである。本研究ではそういったオクシモロンの解釈プロセスを中心に、関連性理論で提案されているアドホック概念構築や飽和といった明意復元のための推論作業に焦点を当てて検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、これまで様々な言語表現・現象に対して行われてきた分析と同様に、関連性の原理に沿った発話解釈分析の可能性を広げるものになる。さらにアドホック概念構築という語彙解釈に関する推論作業が、オクシモロンという修辞的表現の解釈プロセスに対しても重要な役割を担っているということを明らかにしたことで、関連性理論・語彙語用論の理論的な可能性の拡大のみならず、レトリック研究に対する貢献も期待できる。
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