研究課題/領域番号 |
18K00645
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02080:英語学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
家入 葉子 京都大学, 文学研究科, 教授 (20264830)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 中英語 / 写本 / 初期近代英語 / 言語変化 / 英語史 / 歴史社会言語学 / コーパス言語学 / コーパス / 中英語写本 |
研究成果の概要 |
近年、コーパスの大規模化と合わせて多くの研究者が関心を持っているのは、一見これと矛盾するように感じられる個人言語の掘り下げである。本研究では、一般に公開されているコーパスに加えて、研究代表者が自ら研究目的のために構築したコーパスや各種電子テキストを用いて、個人言語が言語変化全般にどのような形で寄与するかについての調査分析を行った。扱った主要なテーマは、中英語から初期近代英語にかけての副詞の変化、中英語写本におけ綴り字の変動、thatの複数形thoseの形態上の変化である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本格的な英語の史的コーパスであるHelsinki Corpusが公開されてから約30年が経過した現在、英語の史的研究においてコーパスをどのように利用するかを再検討する時代が来ている。本研究では、近年の研究動向を踏まえ、個人言語の変動の詳細な分析を通してかえって言語変化全般への理解が深まることを、中英語、初期近代英語における具体的な事例とともに明らかにした。また、英語史研究のみならず、現代英語における変化・多様性の研究にも応用できる視点として、コーパスの構築そのものにも多様性が求められることを示した。
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