研究課題/領域番号 |
18K00657
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02080:英語学関連
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
寺西 雅之 兵庫県立大学, 環境人間学部, 教授 (90321497)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 文体 / コミュニケーション / ナラティブ / 教育 / 医療 / 社会 / 観光 / 環境 / 応用文体論 / 文学・非文学テクスト / 翻訳 / 教養と実用 / 英語教育 / 教養 / 英学 / 外国語 |
研究成果の概要 |
本研究は、文学作品が主対象だった文体論を非文学テクストの分析に援用し、「コミュニケーション文体論」の学術的意義と汎用性を立証することを目的とした。研究方法としては、まず(1)オーセンティックなテクストを収集し、(2)その質・量的な分析より非文学言語の技法・文体の特徴を明らかにした。最後に、(3)書く、話す、プレゼンテーション等のアウトプット力に焦点を当てたコミュニケーション教育への応用を試みた。本研究活動を通じて、コミュニケーション研究・教育の視点からグローバル市民の育成に寄与することを目指し、国内外の教育者・文体論研究者とも協力し、英語およびコミュニケーション教育に関する提案を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、文学(的)テクストを対象とする文体論の手法を援用することで、高齢者やALTの語り、観光コミュニケーション、医療ノンフィクション等多様なテクストの理解と解釈を試みた。これは文学作品の分析・批評が中心だった文体論の汎用性を拡大したという点で学術的意義があり、「コミュニケーション文体論」さらには「応用文体論」という新しい学術分野の創設に貢献したと考えられる。本研究の社会的意義に関しては、少子高齢化、グローバル化、技術革新等の影響でコミュニケーションの様式が変わっていくなか、介護、教育、医療等の現場で展開されている会話やナラティブを収集・分析したことは、社会の深い理解に繋がる活動と言える。
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