研究課題/領域番号 |
18K00669
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02080:英語学関連
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研究機関 | 岡崎女子短期大学 (2020-2021) 岡崎女子大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
小宮 富子 岡崎女子短期大学, 現代ビジネス学科, 教授 (40205513)
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研究分担者 |
石川 有香 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (40341226)
吉川 寛 中京大学, 公私立大学の部局等, 特任研究員 (90301639)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 国際英語論 / 日本人英語の特徴 / モダリティ / コーパス / モダリティ表現 / 日本人の英語 / 国際汎用性 / Diversity&Inclusion / 日本人英語 / proficiency / multilingual resources / DALP理論 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は日本人英語における主観性(モダリティ)の表れ方に焦点を当て、学習段階及び習熟段階における日本人英語の文法・語用論的特徴を分析し、日本人英語に持続的に見られる日本的モダリティ表現を抽出して、日本人英語の独自特徴を同定することであった。本研究では、日本人英語を国際的なコーパスを用いて比較した上で、英語原書とその和訳書の対照を通して、日本人英語のI thinkの多用傾向の特徴を認知言語学的視点から分析することにより、日本人の英語使用において日本語のモダリティ表現を英語に投影しようとする傾向が一つの特徴であることを明示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は日本人英語の諸特徴の内、特にモダリティ表現に焦点を当て、日本語の感性が日本人の英語使用にどのような影響を与えているかの分析を行った。特に日本語の「と思う」の概念的意味用法と発話態度モダリティの区別を意識することなく、I thinkの概念的意味用法をモダリティ的に使用していることが日本人がI thinkを多用する原因であることが判明した。日本的対人配慮が日本人の英語に影響を及ぼしていることを明示しえた点に本研究の学術的意義がある。また、そのような日本人英語の特徴が日本人の自己表現にとって必然性を持つものであることを国際英語論の視点から主張しうる点に本研究の社会的意義がある。
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