研究課題/領域番号 |
18K00675
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02080:英語学関連
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研究機関 | 九州工業大学 (2020-2022) 四国大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
平 歩 九州工業大学, 教養教育院, 講師 (40761200)
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研究分担者 |
向井 剛 (向井毅) 福岡女子大学, 公私立大学の部局等, 学長 (40136627)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | エリザベス一世 / イングランド / 個人言語(idiolect) / 書簡 / 筆跡 / レトリック / スコットランド / 宗教改革 / 個人言語 (idiolect) / 迂言的do / 関係代名詞 / 国民意識(nationalism) / 直筆書簡 / 否定接頭辞 / 初期近代英語 / ジェームズ六世 / スペイン無敵艦隊 / スコットランド女王メアリー一世 / テキストマイニング / 宗教書 / イタリック体 / Belmain hand / シーモア事件 / ワイアットの乱 / メアリー一世 / 関係詞 / 修道院 / 社会言語学 |
研究成果の概要 |
本研究では、イングランド王エリザベス一世(1533-1603, 在位 1558-1603)が約60年間にわたって認めた直筆書簡を分析することによって、(1)語彙や統語の変化やその様相、(2)書簡の受け手や趣旨による言語使用や筆跡の変化、そして、(3)国民意識の高揚や英語の評価の高まりを背景に、国民言語としての英語に対する言語観を考察した。 言語変化の先取りをしていた傾向が高かったこと、そして、幼少期から晩年にかけて筆跡は変化したものの、書簡の受け手によって筆致を変えることはなかったことが明らかとなった。さらに、自国語である英語の価値を上げることを重要視していたという結論を導き出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、16世紀にイングランドを約半世紀にわたって統治したエリザベス一世の直筆原稿を分析対象とし、その言語的特徴を分析した。先行研究では、彼女の言語的特徴(語彙や統語など)、筆跡の変化、女性為政者としての政治的手腕についての研究がなされてきたが、それぞれの視点を総合的に取り入れた研究は十分に行われてこなかった。また、幾多の困難を乗り越えて来たエリザベス一世の書簡やリーダー像を分析・再評価することで、先行きが不透明で将来の予測が困難な現代社会が得るべき示唆があると期待する。
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