研究課題/領域番号 |
18K00680
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
伊集院 郁子 東京外国語大学, 大学院国際日本学研究院, 教授 (20436661)
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研究分担者 |
小森 和子 明治大学, 国際日本学部, 専任教授 (60463890)
李 在鎬 早稲田大学, 国際学術院(日本語教育研究科), 教授 (20450695)
野口 裕之 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 名誉教授 (60114815)
高野 愛子 大東文化大学, 外国語学部, 准教授 (30771159)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | アカデミック・ライティング / 留学生 / 大学生 / 作文評価 / 評価の観点 / ルーブリック / 教材開発 / アカデミック・スタイル / ルーブリック開発 / アカデミック・ライティング教材 / 日本語学習者 / 作文支援ツール / 作文チェックリスト / 大学教員 / 作文コーパス / 評価コメント / 留学生のための作文教材 / 包括的評価 / コード化 / 共起ネットワーク分析 / コレスポンデンス分析 / アカデミックライティング / 作文評価基準 / 自律学習支援 |
研究成果の概要 |
本研究では、意見文の良し悪しを決定づける要因について、評価者、執筆者、意見文の観点から多角的に分析し、評価の高い意見文や評価が分かれる意見文の特徴等を明らかにした。また、分析によって得られた知見を活かし、作文評価用ルーブリック及び作文教材を開発した。 作文教材は、アカデミック・スタイル、結束性を高めるための言語表現、説得力を向上させるため内容構成の3つの観点を主軸としたもので、大学教員から収集した評価データに基づいて開発したルーブリックも備えている。作文コーパスや評価データを用いた実証的研究の成果が活かされており、留学生を対象とするアカデミック・ライティング教育・学習にも貢献できるものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大学生の「書く力」の養成は喫緊の課題となっており、各大学では初年次教育としてアカデミック・ライティング力を向上させるためのトレーニングを行っている。本研究では、大学生(日本人学生及び留学生)による意見文を収録したコーパスや大学教員によるライティング評価の実証的データに基づき、意見文を高得点群、中得点群、低得点群等に分類し、意見文のレベルや執筆者の母語、評価者の専門と評価の特徴との関係を分析すると同時に、ライティング力の向上に必要なスキルを考察した。 これらの研究成果に基づき、作文評価用ルーブリック及び作文教材を開発し、日本の高等教育機関で学ぶ学習者に対するライティング教育に研究成果を還元した。
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