研究課題/領域番号 |
18K00695
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 国際基督教大学 |
研究代表者 |
藤田ラウンド 幸世 国際基督教大学, 教養学部, 客員准教授 (60383535)
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研究分担者 |
MAHER JohnC. 国際基督教大学, 教養学部, 特任教授 (50216256)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 社会言語学・応用言語学 / バイリンガリズム / オラリティと消滅危機言語 / 映像アーカイブ / 言語の再活性化 / 日本のマルティリンガリズム / アクションリサーチ / 21世紀のグローバル教育実践 / 社会言語学 / マルティリンガリズム / 消滅危機言語 / ビジュアル・エスノグラフィー / フィールドワーク / 言語復興 / *マルティリンガリズム / バイリンガル教育 / 言語政策と言語の多様性 / 子どもの映像ワークショップ / 映像のアーカイブ / 心の原風景とアイデンティティ / 言語の多様性 / 日本の近代化の歴史 / 記憶の伝承 / 伝承のための言語教育 |
研究成果の概要 |
2020年現在、沖縄県宮古島市の宮古語を「流暢に」話す話者は80-90歳代である。本研究では、「ことば」と記憶を動画で記録し、次世代に継承するためのアーカイブ構築を目指した。 宮古語は生活上の「話しことば」として宮古島の文化や生活世界の意味体系に直接関わっている。宮古語はすでに家庭の中で自然な継承はされていない。宮古語を話せる祖父母世代が存命のうちに、孫世代に島のことばや固有の文化について意識的になる機会を創出することは、今後の言語継承を左右する。 本研究では、島人との協働を重視し、「音声」と記憶の「文脈」を切り離さずに動画で記録することで、先人の記憶から「ことば」を伝承できる様式にした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、沖縄県宮古島の消滅危機言語の「ことば」と文化の活性化を目指し、1)宮古語話者や集落の生活を映像で記録、2)地域に根差した記録として島人と協働したことである。具体的には、ドキュメンタリー映画1本(46分)、三つの集落の映像アルバム3本(10分)、宮古島特有の文化や風景の映像クリップ6本(1-5分)の合計10作品をYouTube上で公開し、宮古島の将来の話者に継承の手がかりを残した。
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