研究課題/領域番号 |
18K00696
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
森本 豊富 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (30230155)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 言語維持・言語継承 / 在米日本人・日系人 / 戦前期の日本語学校 / 戦中期の日本語・日本文化継承 / 戦前期の在米日本語学校 / サンフランシスコ / 金門学園 / アメリカ合衆国 / 戦前・戦中期 / 日系市民 / 日本語学校 / 日本語維持・継承 / 日本文化維持・継承 / 日本語教育 / 言語・文化継承 / 日本語讀本 / 北米日系人強制収容所 / 言語維持・言語変化 / 北米西海岸 |
研究成果の概要 |
本研究では、(1)戦前期日本語学校での国定教科書への回帰、(2)戦時期の強制収容所内での教科書・教材、日本語教育の状況、強制収容所間での相違について調査することが目的であった。2018年度から開始された本研究は、コロナ感染の拡大によって当初予定していた現地での調査が2年ほど実施することができず、2年間延長した。その結果、(1)についてはサンフランシスコにある北米の代表的な日本語学校である金門学園の議事録などの一次資料をもとに、複数の教科書・教材(同校で作成したもの)の存在が明らかになった。(2)については、ツールレイク隔離収容所の「国民学校」で使用されていた教科書を数点入手できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
戦前期の日本語学校で使用された教科書や日系コミュニティでの役割については、日本語教育史研究会において「戦前期カリフォルニア州の日本語学校が日系コミュニティに果たした役割ーサンフランシスコ・金門学園を中心に」との題目で発表し成果報告した。北米の代表的な日本語学校である金門学園について1次史料を活用し、当該分野における研究の発展に貢献できた。戦中期における強制収容所内での日本語使用状況については、今後さらなる調査が必要であるが、ツールレイク隔離収容所内の「国民学校」で使用されていた教科書の一部や関連資料の入手、収容所内で国民学校教育を経験した人物への聞き取りができた点で学術的意義があった。
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