研究課題/領域番号 |
18K00705
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
菅谷 奈津恵 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 教授 (90434456)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | アカデミック・ライティング / ノートテイキング / 読解力 / 引用表現 / 言い換え / 表現の盗用 / パラフレーズ / 第二言語習得 / 批判的な読み |
研究成果の概要 |
本研究では、日本語学習者、日本語母語話者の引用の習得過程を明らかにするために、参考資料をもとにして書かれた説明文やブックレポート等のテキスト分析を行った。引用規則に関する知識について検討するために、質問紙調査、インタビュー調査も実施した。調査結果で見られた読解や文章産出時のつまずきを踏まえて、読解・作文授業を実践し、適切な引用につながるノート指導の手引きやライティング課題の開発に取り組んだ。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本語学習者、日本語母語話者の双方にとって引用は非常に困難なものであり、引用規則を知ってはいても、文章産出時にはしばしば不適切な表記となることが確認された。教師からのコメントや受講生同士のピア・フィードバックにより、出典表記や引用表現の適切性は徐々に改善されるが、引用文献の選択や読み誤りによると思われる問題は残り、学習者が適切に引用ができるようになるには、読解の支援を十分に行うことが重要だと考えられた。
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