研究課題/領域番号 |
18K00706
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
|
研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
渡辺 文生 山形大学, 人文社会科学部, 教授 (00212324)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 講義の談話 / ノート筆記過程 / メタ言語表現 / 談話の理解 / 講義の談話の理解 / 講義ノート / 筆記過程 |
研究成果の概要 |
本研究では、日本語母語話者、日本語学習者を被調査者とした講義の談話の理解調査をもとに、ノートの筆記過程、特に、メタ言語表現に関連する内容の筆記過程から観察される講義理解のためのストラテジー、および、講義後の理解テストの結果との相関について分析・考察を行った。その結果、〈評価型総括〉のメタ言語表現が,その総括された内容より先行して現れる方がメタ言語表現に関するノートの記述が多く、理解テストの得点も高かったこと、および、この談話パターンにおいては、評価の対象となる内容に関するノート記述が、メタ言語表現に関する記述に先行して行われる傾向が強かったことなどが分かった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義としては、講義の理解過程に着目した先行研究の蓄積が少ない中で、ノートの筆記過程を分析対象に加えた研究を行ったということが挙げられる。社会的意義としては、本研究の分析結果が、大学の留学生を対象とした講義の聴解指導に役立てることができるということである。講義におけるノートテイキングを向上させるポイントとしては、メタ言語表現を意識すること、および、語の反復やキーワードを把握する重要性が指摘された。
|