研究課題/領域番号 |
18K00716
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 神田外語大学 |
研究代表者 |
広瀬 和佳子 神田外語大学, 外国語学部, 准教授 (60711752)
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研究分担者 |
寅丸 真澄 早稲田大学, 日本語教育研究センター, 准教授 (60759314)
市嶋 典子 金沢大学, 歴史言語文化学系, 教授 (90530585)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 協働的評価 / 実践研究 / 対話 / 教師の省察 / 日本語教育 / 授業評価 / 学習者参加型実践研究 / 対話的授業評価 / 協働参与者 / 教師 / 授業デザイン / 実践当事者 / 協働 / 評価 |
研究成果の概要 |
本研究は、教師が自身の教育実践の改善をめざして行う実践研究に、学習者が能動的に関与する方法を検討し、学習者参加型実践研究のモデルとなりうる事例を示した。学習者と教師、教師間の対話による評価を実践し、データを収集した。データの分析から、「協働的評価」を「教育実践を改善するために、実践関係者が、実践の目的・方法・過程および結果について話し合い、改善のための方針・方策について合意をめざすこと」と定義した。このような評価の教育的意義を議論するとともに、協働的評価が教師に深い省察を促す実践研究に発展する可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教師が行う実践研究は自己評価的な要素が強く、担当教師以外の評価を授業改善に反映させようとする観点が弱い。本研究の意義は、実践関係者の多様な評価が実践改善につながる事例を示した点にある。協働的評価における教師と評価者の関係は、評価者が評価し、教師が一方的に評価されるというものではない。評価する者もされる者も自分自身を評価する視点を持つことが促される。このような学習者と教師の協働的評価は学習評価活動として、教師間の協働的評価は新たな実践研究アプローチとしての発展性を有している。
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