研究課題/領域番号 |
18K00717
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 実践女子大学 |
研究代表者 |
中山 誠一 実践女子大学, 文学部, 教授 (10552763)
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研究分担者 |
山内 博之 実践女子大学, 文学部, 教授 (20252942)
寺本 貴啓 國學院大學, 人間開発学部, 教授 (50585114)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 漢字の読み方 / VAシャドーイング / 文章理解 / 理科 / 読み物 / VAシャドーイング法 / 日本語教育 / 日本語指導モデル / 日本語VAシャドーイング教材 / VA シャドーイング法 / 読解教材 / 漢字学習 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、日本語を第二言語とする児童・生徒を対象に、漢字の「読み方」の学習を促進するだけでなく、日本語の文章理解力を向上させる新しいVA シャドーイング法を検証し、発達段階に応じた合理的かつ効果的な日本語指導モデルを開発することであった。その結果、漢字の「読み方」の学習について、従来のVAシャドーイング法は、青年前期の学習者のみに効果があることが判明した。児童期の学習者に対しては、課題の既有知識を活性化した後にVAシャドーイングを行うと効果があることが明らかになった。しかしながら、開発したVAシャドーイング法が、日本語の文章理解力を向上させるかに関する検証には辿り着くことができなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的・社会的意義は以下の通りである。先行研究では明らかになっていなかった、課題に対する既有知識の活性化が漢字の「読み方」の学習を促進する可能性があるという新たな知見を得た。本研究の調査対象は英語を母国語としている日本語の初学者であり、漢字の「読み方」の学習を促進するほどの日本語(特に漢字)に関する既有知識を豊富に持ち合わせているとは考えにくい。母語(英語)による既有知識がどのように漢字の「読み方」の学習に貢献しているのか、あるいは、別の要因なのかは定かではないが、この点を明らかにできると、非漢字圏の日本語学習者に対するより効果的な漢字学習法を開発できる可能性があると考える。
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