研究課題/領域番号 |
18K00720
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
池上 摩希子 早稲田大学, 国際学術院(日本語教育研究科), 教授 (80409721)
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研究分担者 |
齋藤 ひろみ 東京学芸大学, 教育学研究科, 教授 (50334462)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | JSL児童 / JSLカリキュラム / 内容重視(CBI) / 協働的実践 / 教科指導 / 教科学習 / 内容重視 |
研究成果の概要 |
日本語を母語としないJSL児童生徒に対する日本語と教科の支援が課題となっている。この現状に関して実践的な提案を行うことを目指し、A小学校および学習支援教室Bと協働で研究を実施した。 A小学校では、校内研究への参加を続け、日本語指導と通常学級での支援との連携が促された。学習支援教室Bで積み上げてきた内容は、JSL児童が算数科の内容理解を進めるための「アイディア集」としてまとめた。「アイディア集」は市の教育委員会のご協力のもと、JSL児童の支援を行っている学校現場に届けられた。また、研修会において日本語と教科の統合学習について、JSL児童担当の教員や支援員に継続的にアドバイスを行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会のグローバル化に沿うように、日本の学校教育現場で学ぶJSL児童生徒の増加と多様化の傾向が続いている。長期滞在や日本生育の児童生徒の抱える課題として、学校での学習活動で必要になる「教科学習のための言語能力」の獲得が容易ではないというものがある。日本語のみならず教科学習を支援することが求められており、本研究で取り組んだ算数科の内容理解を進める日本語支援の在り方は、この課題に応えるものとなる。また、立場と役割が異なる支援者がどのように協働してJSL児童生徒の教育支援にあたるかは、かれらのライフコースを視野に入れた中長期的な支援を構築するにあたり、必要な事例となり得る。
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