研究課題/領域番号 |
18K00740
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
築道 和明 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 名誉教授 (30188510)
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研究分担者 |
兼重 昇 大阪樟蔭女子大学, 児童教育学部, 教授 (10304148)
辰己 明子 広島修道大学, 経済科学部, 講師 (90781211)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 大学生英語学習者 / 英語学習のつまずき / 多感覚構造化学習 / 動機づけプロセスモデル / リメディアル教育 / 英文法学習 / 英単語学習 / 多感覚構造化アプローチ / 情意と認知 / リタラシー / 基礎的英文法力 / リメデイアル学習 / 誤答分析 / ニーズ分析 / 基礎的英文法能力 / デイクレキシア / 配慮と支援 / 認知特性 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,英語学習に困難を抱える日本人大学生に,英語学習のつまずきの実態や要因を考慮し,一定期間指導を行い,英語学習に対する意識の変容を探り,教室実践へのヒントを探ることである。その結果,語彙レベルで不十分なローマ字知識の適応があること,英文法では基本的な語順,中でも名詞句の修飾構造につまずく傾向にあること等が確認された。そこで,学習者のニーズを踏まえ,達成可能な課題をスモールステップで経験させ,毎時間の振り返りを記述させ,振り返りシートを媒介とした教員のフィードバックを継続して与えた。結果として,学習開始当初の英語や英語学習への嫌悪感は徐々になくなり,意欲面での向上がみられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義としては,初等・中等教育段階で求められている多様な認知特性を有する学習者に対する指導や支援という観点から,改めて大学レベルの英語学習者を対象に,学習者のニーズや実態を踏まえて,どのような課題や支援が可能であるかを明らかにした点において,英語教育学研究の新たな研究領域を開拓したと考える。本研究で明らかにされた内容は,今後高等教育段階での英語教育カリキュラムの在り方や授業を担当する英語教員にどのような資質・能力が求められるかといった教員養成カリキュラムの開発に対して,重要な示唆を提供するものであり,この点に本研究の社会的意義があると言える。
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