研究課題/領域番号 |
18K00749
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 獨協大学 |
研究代表者 |
岡田 圭子 獨協大学, 経済学部, 教授 (90316274)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 英語教育 / 高大連携 / 自律学習者 / 教員養成 |
研究成果の概要 |
本プロジェクトは、英語に苦手意識を持つ生徒が多い高校を対象とし、高校と大学の教員が協働して、高校生の進路意識と教員の教育力をともに向上させることを目標としてスタートした。研究手法は授業観察、面接、教師との面談等であるが、コロナ禍ではリモートでの打合せが中心となった。 研究期間中、生徒は自己肯定感や勉強への意欲が低いという傾向が継続して見られた。しかし、意欲ある教員との協働により、生徒の進路計画や人生に踏み込む英語教育が進展した。中学校までの英語を身につけていない生徒のために60回分の練習問題と解説を作成し、公開した。2つの目標のうち、教員の意識と教育力の向上には一定の成果が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は対象を高校生と教員の両方に置いていた。高校生の進路意識を高めるための働きかけについては、(1) コロナ禍により高校生との対話が絶たれたこと、(2) フィールド校のカリキュラムが大きく変更されたこと、の2点を要因として、予想された成果を数値的に示すことはできなかった。しかし、高校教員の意識と教育力を高める働きかけについては、意味ある成果が認められた。高大連携のもとで教育の在り方を話し合う会議は数十回以上に及び、それを通して高校教員が明確に自己の意識と教育力の向上を自覚したと述べていることからも意義あるプロジェクトであった。今までとは異なる高大連携のひとつの形を示すことができたと考える。
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