研究課題/領域番号 |
18K00750
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
|
研究機関 | 神田外語大学 |
研究代表者 |
河合 裕美 神田外語大学, 児童英語教育研究センター, 准教授 (10716434)
|
研究分担者 |
高山 芳樹 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (10328932)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | 英語音声指導法 / 音素認識 / 音韻認識 / 通常学級 / 視覚的教材 / 聴覚障害児童 / 音環境 / 口形模倣 / 分節音の知覚・産出能力 / 視覚的ストラテジー / 通常・特別支援連携指導体制 / 外国語視覚的補助教材 / 健聴児童 |
研究成果の概要 |
公立小学校で聴覚障害など支援を必要とする児童の増加を考慮して,全ての児童が等しく英語音声指導を受けられるユニバーサルな教育体制を目指して,英語音声指導法と視覚的教材を開発した。(1)「日本語文字を介さない」指導を受けた聴覚障害児童の英語音素の知覚・産出能力の向上,(2)外国語授業中の活動別の騒音値,(3)通常学級における指導者の口形を「見る」傾聴姿勢の育成と明示的な音声指導の効果,(4)音声指導を受けた児童や指導した教員の英語音声に対する意識の変容,(5)視覚的教材の効果,(6)通常学級と特別支援学級の指導連携体制の構築,(7)外国語科における具体的な合理的配慮や支援の手立ての成果が得られた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小学校で増加する支援を必要とする児童の中でも特に聴解で最も弱い立場にある聴覚障害児童に焦点を当て,外国語授業中の音環境を明らかにし,日本語文字を介在させる従来の指導法ではなく,聴覚障害児童に英語音声そのものの指導ができることを実証し,「見る」傾聴姿勢が全ての英語入門期の児童に英語能力を高める上で有効であることを示した学術的意義は非常に高い。そして,小学校教員の指導を介助する汎用性の高い視覚的教材の開発や,支援を必要とする児童に具体的な配慮や支援策を提案できたことの社会的意義は大きい。
|