研究課題/領域番号 |
18K00764
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
能登原 祥之 同志社大学, 文学部, 教授 (70300613)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 典型的な構文 / 間接発話行為 / 話し言葉コーパス / 教育文法 / 時制・相・モダリティ / イメージスキーマ / 語用論的定型表現 / 発話内効力装置機能 / タイプ頻度効果 / 基準特性 / 典型性 / 文型 / 動詞 |
研究成果の概要 |
本研究は、汎用英語母語話者話し言葉コーパス (Spoken BNC2014) を利用し、13種の典型的な構文(e.g., Radden & Dirven, 2007) に現れる間接発話行為を132種(van Ek & Trim, 1991)で記述したものである。その記述結果をふまえ、各構文の構文的意味と間接発話行為との関係を頻度別(高頻度・中頻度・低頻度)に3種類で整理していった。その結果、各頻度グループ別に共通と構文特有の間接発話行為を整理することができた。その視点から、認知文法論の視点で構築してきた「構文指導リスト」を言語機能(間接発話行為)の視点で再編するアプローチを2通り提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、最新の汎用話し言葉コーパスの分析結果をふまえ、13種類の典型的な構文に現れる間接発話行為を記述し、典型的な構文の構文的意味と間接発話行為との有機的な関係を探索的に記述した点にある。これまでの文法指導では、形式重視で、教育目標もまず構文の形式と意味に焦点が当てられ指導がなされてきた。現行の学習指導要領によって動き始めた行動志向の英語教育では、行動重視で、教育目標もまず間接発話行為に焦点が当てられ文脈とともに指導される。その際、文法が疎かになりやすい。本研究は、行動重視の行動志向の英語教育においても有機的に構文を指導していくための指導内容を明らかにする研究として位置づけられる。
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