研究課題/領域番号 |
18K00777
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
JACTAT Bruno 筑波大学, 人文社会系, 助教 (20774673)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | frequency discrimination / phoneme discrimination / pronunciation / French Second Language / didactics / articulatory training / SLA / phonetics / Preparation stage |
研究成果の概要 |
仏語学習者が日本において、特定の音声を聞き分けるのが苦手であることはよく知られている。しかし、具体的にどのように実施すればよいのか、教師に提供される解決策はほとんどない。本研究では、仏語の母音音素の学習の進捗を測定するツールを開発し、初級仏語を履修している大学生からデータを収集して分析した結果、日本語話者向けに特別に設計された調音学習を受けた学生は、従来の音声学的学習を受けた対照群に比べ、有意な改善状態を示した。このことから、日本人学習者に合わせた調音訓練を行うことは、難しい仏語の母音の知覚や識別を向上させるのに効果的であることが示唆される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国際化、外国語教育を推進する教育政策にも関わらず、日本においての仏語教育では、文法、語彙、翻訳を中心とした教育が行われているのが現状である。また、発音が苦手な学習者に対しては、どのような指導をすればよいのか分からず、口頭指導をあきらめることも少なくない。学習者のフランス語の音素識別に関する第二言語習得論(SLA)研究は、学習者が苦手とする特定の音について大きく発展してきたが、これらの問題を改善するための手段についてはほとんど研究されていない。本研究では、仏語の聞き取り及び発音を改善するための方策を明らかにし、日本における仏語の聞き取り能力に取り組む教師に指針を与えることを目的とする。
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