研究課題/領域番号 |
18K00781
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
永井 正司 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (90237488)
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研究分担者 |
佐藤 浩章 大阪大学, 全学教育推進機構, 教授 (10346695)
鈴木 章能 長崎大学, 教育学部, 教授 (70350733)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 授業の英語化 / 授業の質保証 / 言語に関する調整過程 / EMI / 英語の授業案 / 英語による専門授業 / EMI(英語による専門科目授業) / 理工系の英語 / ELF(共通語としての英語) |
研究実績の概要 |
本研究では、学術の各専門分野において、専門科目授業を英語でおこなう (EMI, English as a Medium of Instruction)割合が増加してきた状況に鑑み、大きく次の3つについて、E研究を進展させてきた。 ①共通語としての英語 ②EMI参加者のモチベーション ③日本人英語の特徴や実態 特に、質の保証を伴ったEMIの実現を可能にするため、「授業の質」と上記諸要素間の因果関係、相互作用などについて探究を深めた。研究が進展するうちに、英語化された授業の場(オンラインを含む)におけるコミュニケーションの問題が浮上し、授業参加者に、英語を母語とする話者とそうでない話者が混在している場合、ネイティブ話者と非ネイティブ話者の調整がおこなわれなければ、授業が円滑に進行しないということが明らかになってきた。コミュニケーション不全の問題は、授業に限らず、社会全体の言語使用や情報伝達の問題を解決する方策を考える上でも、重要である。今後は、言語・文化全般にわたる課題の一現象としてEMIを捉え直し、英語に限らず、コミュニケーション不全に陥ることのない社会の構築に向けて、研究を進展させていく予定である。
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