研究課題/領域番号 |
18K00797
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
石川 文也 立教大学, 異文化コミュニケーション学部, 教授 (60295524)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 認知レペルトワール / フランス語教育 / 言語インタアクション / 教師 / 学習者 / 障害物 |
研究成果の概要 |
授業の中のことばのやり取りを録画し、それを起こしてコーパス(分析資料体)を作成した。これを補完するものとして、研究代表者(石川)が所属するパリ第三=新ソルボンヌ大学の研究グループで共同作成した、教師と教育アドヴァイザー(conseiller pedagogique)との振り返りインタヴューのコーパスを利用した。これらを、インタアクション分析、認知・発達心理学、現象学的社会学の視点から学際的に分析した。考察によって、教師と学習者の「認知レペルトワール」の発達には言語インタアクションにおける相手の発話が有機的に関わっていることを明らかにした。成果は、査読付き論文4件と国際学会報告3件で発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教育の現場である授業の中の実際のことばのやり取りをインタアクション分析、認知・発達心理学、現象学的社会学の視点から多元的・学際的に分析し、教師と学習者の「認知レペルトワール」の発達には、言語インタアクションにおける相手の発話が相互に大きく、そして有機的に関わっていることを具体的に導き出した。これは、主として新しい教育メソッドの考案、学習者のエラー改善、学習者の動機(動機付け)、教育制度の変遷を中心テーマとしておこなわれてきたこれまでの日本におけるフランス語教育の研究に対して新たな知見を提供するものであり、その意味において日本におけるフランス語教育全体の発展に寄与するものであると言える。
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