研究課題/領域番号 |
18K00808
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
山田 一美 関西学院大学, 工学部, 教授 (90435305)
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研究分担者 |
木津 弥佳 (田中) ノートルダム清心女子大学, 文学部, 教授 (00759037)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | スペイン語母語話者 / 日本語学習者 / 項削除 / 空項 / 再帰代名詞 / 相互代名詞 / φ素性一致 / pro / 英語学習者 / 空目的語 / 日本語母語話者 / 解釈不可能なΦ素性 / 韓国語母語話者 / 英語母語話者 / selo / お互い / Argument Ellipsis / 非顕在的要素 / 項省略 / NP構造 / 緩やかな同一性解釈 / 厳密な同一性解釈 / マイクロパラメータ / 第二言語習得 / 数量詞 / 母語の影響 |
研究実績の概要 |
【データ収集】グラナダ大学のDr. Nobuo Ignacio Lopez-Sakoの協力を得て、オンラインで予備実験を実施し、スペイン語母語話者のL2日本語学習者7名からデータを収集した。実験アイテムや実施方法に特段に問題がなかったため、本実験として引き続きデータを収集中である。 【国際学会発表】J-SLA2022の発表では、スペイン語母語話者のL2日本語学習者(S-JFLs)を対象とした、空項の解釈についての予備実験結果について、特に項削除の観点からのL1の影響の可能性に着目して発表した。日本語で項削除が許されるのは解釈不可能なφ素性がないからであり(Saito, 2007)、一方スペイン語ではφ素性があることからS-JFLsは項削除を習得するために当該のL1素性を忘れなければならない。Yamada and Miyamoto (2017)では、S-JFLsが日本人統制群と同様に、空項が緩やかな同一性解釈を持つことを許したことが報告されている。本研究では空項の先行詞に「自分のDP」と「お互いのDP」の両方を含めて実験を実施した。後者はYamada and Miyamoto (2017)では検証されていない。結果は、緩やかな同一性解釈において2つの先行詞の場合で興味深い差異が観察された。この差異はYamada and Kizu(2022)でも観察されており、この結果をふまえ、S-JFLsがL1素性を未だに保持している可能性を主張した。 【論文執筆】J-SLA2022の発表内容がLanguage and Culture 26に掲載された。 【国際学会発表への応募】英語母話者の日本語学習者およびスペイン語母語話者の日本語学習者の空項の解釈についてのデータを比較検証した内容で、国際学会発表に応募している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定通りスペイン語母語話者を対象とした実験を実施でき、引き続き、スペインで実験を実施できている。またスペイン語母語話者のデータと、すでに収集した英語の母語話者のデータとを比較した内容で国際学会発表に応募済みである。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き、スペイン語母語話者の日本語学習者データを収集する。最終的には20名以上のデータの収集を予定している。
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