研究課題/領域番号 |
18K00826
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
伊達 正起 福井大学, 学術研究院教育・人文社会系部門(教員養成), 教授 (30259858)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | タスク繰り返し / タスク練習 / 流暢さ / 日本語使用 / タスクタイプ / 効果の転移 / 概念化 / 発話タスク / 繰り返し / 形式化 / 正確さ / 練習 |
研究成果の概要 |
発話タスクを繰り返す練習により、練習後に遂行する発話タスクの流暢さが向上することがわかっている。本研究は、この練習の有効性を高めたり、低くする要因について調べた。その結果、以下が明らかになった。最初に日本語で発話することで、直後の英語による発話が流暢になった。そして、日本語による発話を用いた練習が、発話の流暢さの育成に有効であった。さらに、開いたタスク(あるトピックについて発話する)を使った練習の効果が、練習後に閉じたタスク(6コマ漫画でストーリーを作成し発話する)を遂行する際に現れた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において、先ず日本語でタスクを行うことが、直後の英語による発話における概念化の役割を果たし発話が流暢になり、そうした練習を行うことで発話の流暢さ育成に有効であることが分かった。このことは、日本語での発話が、学習者の言いたいことが言えないという心理的負担を軽減するだけでなく、手続き化という認知メカニズムの変化にも有効であることを示す。 また、一語で表示されるトピックを使ったタスクの有効性も示された。これは、教師が時間を割いてタスク用の配布教材の準備をしなくても、一語程度のトピックを用意すればよいということを示唆し、準備の負担から発話タスクを敬遠する教師にも取り入れやすいと思われる。
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