研究課題/領域番号 |
18K00831
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
寺西 雅子 (那須雅子) 岡山大学, 全学教育・学生支援機構, 准教授 (50311098)
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研究分担者 |
剱持 淑 岡山大学, 全学教育・学生支援機構, 教授 (20178164)
寺西 雅之 兵庫県立大学, 環境人間学部, 教授 (90321497)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 第二言語習得 / 英語教育 / オーラルヒストリー / ナラティブ研究 / インタビュー / 英語学習成功者 / 質的研究 / ライフストーリー / グローバル人材育成 / アジア人材 / 英語学習 / 外国語学習 / ライフヒストリー / TEM / 外国語学習法 / オーラルヒストリー研究 / アジア地域 / 国際教養学 / グローバル人材 |
研究成果の概要 |
本研究では、オーラルヒストリーの手法を援用して、日本人に相応しい英語学習法の特定を目指したものである。特にアジア地域においてグローバル事業に携わって活躍する日本人の中から、英語を中心とした高度な外国語運用能力を活用している社会人にインタビューを行い、英語学習とその活用までに至る口述記録を調査した。日本人が多様化するグローバル社会を生きる上で必要な学習内容と有効な英語学習法を提案するために、インタビューから得られたナラティブ分析の成果を、国内外の教育関係者や研究者とともに、ウェブサイト、書籍出版、シンポジアム開催などを通じて一般社会へ還元するために積極的な発信を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
個人の学習者に焦点を当て、個から全体を再構築しようとするオーラルヒストリー研究の手法を語学教育に応用することによって、長期的な学習履歴の分析を蓄積し、外国語学習に見られる一定の汎用的要素とともに、環境や特性、ニーズに応じた複数径路が存在する有様を詳細に記述することができた。また、多国籍化する英語を受け入れてアジア地域で活躍する日本人のナラティブ分析から、生涯にわたる包括的活動としての英語力の養成という観点から、経験と学習の複雑性および多様性を提示した。このような質的研究の蓄積は、多様化する学習者の環境を視野に入れることが求められる日本の英語教育界への貢献であると考えられる。
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