研究課題/領域番号 |
18K00849
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
近藤 悠介 早稲田大学, グローバルエデュケーションセンター, 准教授 (80409739)
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研究分担者 |
小林 雄一郎 日本大学, 生産工学部, 准教授 (00725666)
川口 勇作 愛知学院大学, 教養部, 講師 (10805378)
石井 雄隆 千葉大学, 教育学部, 准教授 (90756545)
APPEL RANDY 早稲田大学, グローバルエデュケーションセンター, 准教授 (10802043)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 自動採点 / 言語テスト / 学習者コーパス / 言語の複雑性 / 第二言語習得 |
研究成果の概要 |
従来の自動採点システムの構築においてタスク個別に特徴量および予測方法を選定しなければならないが、文章で示された評価基準を分析し、その結果に基づいて妥当な特徴量および予測方法を自動で選択するシステムを構築できる可能性が示された。また、これまでの研究は、統語構造の「複雑さ」に関して十分に検討していないということが分かった。この知見に基づき、依存文法に基づき文を解析した結果をグラフと捉え、グラフの構造の複雑性に関する特徴量を文の「複雑さ」と捉えた分析を試みた。この分析から得られた統語構造の「複雑さ」に関する指標は、学習者言語における統語構造の「複雑さ」を示すものである可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自動採点システムに関する研究、言語テスト、第二言語習得研究、学習者コーパス研究は、対象が同じでありながら、それぞれ別々に発展している。本研究の目的は、これらの分野それぞれに関わり、それぞれの分野から他の分野で利用できる知見を得ることであった。自動採点システムの開発には大きなコストがかかるが本研究で得られた知見によりそのコストの削減が可能になることが示唆された。また、第二言語習得研究において利用されている学習者言語の統語的複雑さに関する特徴量に関して新たな特徴量を取り入れた分析が本研究によって提案された。このことによって第二言語習得研究に新たな知見が生まれることが予想される。
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