研究課題/領域番号 |
18K00857
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 広島経済大学 |
研究代表者 |
宮岡 弥生 広島経済大学, 教養教育部, 教授 (10351975)
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研究分担者 |
時本 真吾 目白大学, 外国語学部, 教授 (00291849)
時本 楠緒子 尚美学園大学, 総合政策学部, 非常勤講師 (10435662)
Verdonschot RG 広島大学, 医系科学研究科(歯), 助教 (30756094)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 他者の存在感 / 社会的性格特性 / オンライン授業 / 人間の存在感 / eラーニング / 遠隔授業 / e-ラーニング |
研究実績の概要 |
オンライン授業においては、教授者が同一空間にいない状況の下でいかに学習者の緊張感を持続させるかが課題である。本研究では、オンライン学習中の学習者の緊張感を創出する要素として人間の存在感に着目し、「1. 他者の存在感が課題遂行に影響を与える可能性がある」、「2. 学習者の社会的性格特性が他者の存在感の効果に影響を与える可能性がある」という仮説の下、令和4年から令和5年にかけて、広島経済大学の学生40名に対して行動実験を行った。課題は足し算と引き算から成る計算で、「課題遂行中のパソコン画面の一部に教師の顔がリアルタイムで出ている場面」(以下、「顔あり」と表記)と、「課題遂行中のパソコン画面に教師の顔が出ていない場面」とで、計算課題の正答率などに違いがあるかどうかを検証した。この課題の遂行には、実験協力者の学生たちが日常的に使用している学習支援システム「Edutrack」を使用した。学生の社会的性格特性の測定には、対人反応性指標(Interpersonal Reactivity Index)を用いた。また、脳内のワーキングメモリ(作業記憶)を測るためのリーディングスパンテストも併せて実施した。分析の結果、①リーディングスパンテストの得点が高い学生、および、②社会的性格特性のうち「想像性(Fantasy Scale)」と「個人的苦痛(Personal Distress)」が高い学生について、学習における「顔あり」つまり「他者の存在」の影響が効果的に出現した。これらの結果は、学習者の社会的性格特性がeラーニングにおける学習効果に関与すること、また、リーディングスパンテストによって測定されるワーキングメモリも学習効果に関与することを示唆している。
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