研究課題/領域番号 |
18K00860
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 京都外国語短期大学 |
研究代表者 |
山本 玲子 京都外国語短期大学, キャリア英語科, 教授 (60637031)
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研究分担者 |
里井 久輝 龍谷大学, 理工学部, 教授 (70388643)
真崎 克彦 神戸親和女子大学, 教育学部, 教授 (60845212)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 音声指導 / 発音記号 / プロソディ / 身体性 / 教員研修 / 身体運動 / アクティビティ / 教室内での教師と生徒のやりとり / 教材開発 / 身体的同調 / 英語発音指導 |
研究成果の概要 |
本研究は、英語学習者の発音の判明度に焦点化したものである。本研究の目的は、英語と日本語の発音の違いや英語の音と文字の関係を明示的に指導する方法を明らかにすることである。 教員と学習者の身体的同調は言語習得に必要であるとの先行研究に基づき、英語学習者と教員を対象とし、質問紙調査、インタビュー、授業観察等の調査を実施した。研究チームは2種類の教材開発を行った。英語母語話者の動画を含む発音記号指導のための教材と、歌、チャンツ、ライムを含むプロソディ指導のための教材である。実験授業の参加者のプロトコルおよびジャーナル分析からその効果が実証された。 本教材はいずれもWebサイトでダウンロード可である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の英語教育は、発音指導について現場任せとなっている実態がある。教員自身が発音が苦手であったり、発音指導法を知らなかったりという理由から発音指導を避ける傾向もある。本研究は、英語の専門家ではない小学校教員も含め、指導者が安心して発音指導ができるよう、指導者への説明も意図した懇切丁寧な教材を開発した点で、教育現場に大いに資するものとなる。何年も学校教育で英語を学習しても「英語が話せない」「聞き取れない」日本人が少なくないのは、日本語と英語の音韻体系が大きく異なるためである。発音記号を使用し明示的に音の特徴を知り国際社会で通じる判明度の高い発音習得をめざす本研究は大きな社会的意義がある。
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