研究課題/領域番号 |
18K00865
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 上越教育大学 |
研究代表者 |
野地 美幸 上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (40251863)
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研究分担者 |
中島 基樹 長野県立大学, グローバルマネジメント学部, 准教授 (60609098)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | wh複写 / 部分的wh移動 / whyの倒置エラー / tough構文における演算子移動 / 残留代名詞 / L1の影響 / インプットの影響 / 自他交替可能な非対格動詞 / L1日本語の英語学習者 / tough構文 / 演算子移動 / 機能範疇C / 多重否定文 / 機能範疇Neg / 母語の影響 / 自他交替可能な英語の非対格動詞 / 機能範疇v / 教科書分析 / 日本語が母語の英語学習者 / 機能範疇T / インプット頻度 / 日本人英語学習者 / 自他交替が可能な非体格動詞 / 受動化の誤り / 有生性 / why・what疑問文 / 倒置無エラー / 短距離・長距離wh移動 / 第二言語英語 / 長距離wh移動 / 複合wh疑問文 / 第二言語習得 / 英語 / 日本語 / 機能範疇 / 解釈不可能な素性 |
研究成果の概要 |
L1日本語の英語学習者(JLE)による機能範疇Cの習得に関連して,ドイツ語で観察される部分的wh移動やwh複写が確認されること,そしてまたwhyの複合疑問文より単純疑問文でより多くの倒置の欠如が生じることが判明した。さらに,初級のJLEが産出するtough構文の数は限定的であったが,使用された述語が教科書分析の結果と合致し,インプットの影響が示唆された。同時に誤用を含めた全体のtough構文の産出についてはL1の影響も示唆された。機能範疇vに関しては,自他交替可能な非対格動詞の自動詞用法に困難が報告されていたが,教科書分析の結果インプット頻度が重要な影響を与えている可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
機能範疇Cは英語の疑問文等で見られる主語・助動詞倒置や演算子移動を引き起こし,機能範疇vは動詞の自他交替を担うと考えられている。本研究ではこういった現象に関して違いを示す日本語が母語の英語学習者がこれらの機能範疇の習得に際して様々な非目標言語的な振る舞いを示すことを明らかにした。またその原因についても追及を行った。これらは今後の研究の進展につながる足掛かりとなるであろう。一方,機能範疇Cとvの習得に関連して学習者が示した様々な困難を明らかにし,考えられる原因として提示した内容に関しては今後英語教育の領域でより良い指導につながる可能性が期待できるであろう。
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