研究課題/領域番号 |
18K00883
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 開智国際大学 (2021) 津田塾大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
田近 裕子 開智国際大学, 教育学部, 教授 (80188268)
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研究分担者 |
豊嶋 朗子 都留文科大学, その他部局等, 准教授 (20527717)
奥脇 奈津美 津田塾大学, 総合政策学部, 教授 (60363884)
野田 小枝子 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (60408474)
星野 徳子 津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (70609841)
齊藤 涼子 白百合女子大学, 文学部, 教授 (90758509)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | vocabulary / reading comprehension / task / ICT / pedagogy / inferencing / text / context / unknown words |
研究成果の概要 |
英文読解における、未知語の推論の達成度について、語彙レベルを制限した短い物語文を用いて、未知語の特性(語彙の使用頻度、文中における文法的役割、推論の手がかりおよびストラテジー)に関して調査した。学習者の語彙レベルによる推論の傾向や、達成度、推論の手がかりとなる文脈の果たす役割、テクスト全体の意味理解などに差異はなかった。調査した10語の未知語の達成度には大きな差異があり、それぞれの語彙の特性が傾向として伺えた。テクスト読解と未知語の推論については、総じて、達成度は低いながら、従来の研究成果とほぼ同じレベルの達成度であることから、語彙の学習には多くの文脈に複数回触れることが必要であると言える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外国語学習において、教えるのも学ぶのも、最も困難とされている領域の一つである、語彙習得について、未知語の推論という新しい可能性のある観点から取り組み、言語習得への示唆を得ることができた。語彙習得においては、物語文読解の文脈では、使用頻度や学習者の持つ語彙サイズやそれぞれの語の文中における役割や活用できる文脈の意味など、さまざまな要素の活用が考えられる。一方、未知語の推論における達成度は本研究の他に従来ある研究では、そもそもありま高くない数字が示されてきている。この結果が示唆することは、語彙の習得には、多様な文脈における多数の出会いが必須であるという事である。このことは、英語教育への応用が可能。
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