研究課題/領域番号 |
18K00884
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
杉浦 理恵 東海大学, 国際文化学部, 教授 (60413738)
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研究分担者 |
今井 典子 高知大学, 教育研究部人文社会科学系人文社会科学部門, 教授 (30510292)
Hamilton Mark・C. 東海大学, 国際文化学部, 教授 (40347795)
Dean Eric・S 東海大学, 国際文化学部, 准教授 (00581068)
アシユクロフト ロバート 東海大学, 国際文化学部, 講師 (20631790)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 検定教科書 / インプット / アウトプット / タスク / 英語検定教科書 / 教科書分析 / 言語活動 / 英語科教科書分析 / 教材開発 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,日本の高等学校英語科の検定教科書をインプットとアウトプットの両観点から分析し,言語習得に効果的な言語活動を教科書に基づいて提案することである。1・2年生で使用されている教科書を分析した結果,生徒に様々な認知スキルを使用させる言語活動を教員が工夫して取り入れる必要があることが明らかになった。さらに,本研究では教科書に基づいて異なるレベルの認知スキルが求められる2種類の教材を作成し,2年生を対象に実践した。当該授業へのアンケートの結果,教材開発をする際,認知的スキルを検討することに加え,教材が扱うテーマやトピック,ペアやグループ活動の方法などを考慮する必要性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,高等学校英語科の検定教科書で提示されている英語のインプットの特徴を語彙及び英語の読みやすさの観点から明らかにした。また,アウトプット活動の特徴から教科書を分析した。さらに,教科書で学んだことを基に,生徒が様々な認知スキルを使用できるような教材を具体的に提案した。教科書で学んだ英語知識の活用が必要とされる言語活動に取り組む中で,生徒自身が知識や技能の不足を認識し,さらに力をつけたいという気持ちを持つことが,本研究のアンケート結果から示唆された。英語科の授業において,言語力だけでなく思考力も育てることの重要性を具体的な教材とともに示したことで,今後の英語教育に貢献したと考えられる。
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