研究課題/領域番号 |
18K00887
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
|
研究機関 | 共立女子大学 (2019-2022) 東邦大学 (2018) |
研究代表者 |
市山 陽子 共立女子大学, 国際学部, 教授 (50458741)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | ESL / EFL / 看護系英語論文 / アカデミックライティング / 英語論文作成力 / 英語論文作成 / 看護系英語 / 教材開発 / 学習支援システム構築 / 英語論文力 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は下記の通りであった。看護系大学院における英語論文作成に関する教材・指導の調査および関連書籍の文献レビューにより看護系英語論文を書くための基本的知識やルールについてのニーズ分析を行い、 看護系大学院生の英語論文作成力向上を目的とした教材を作成する。項目応答理論(確率モデルをもとに受験者があるテストの項目に応答するパターンに基づいてその項目の難易度を推定する理論)により難易度を付与した200問の英語論文作成力向上のための問題を内蔵した項目バンクと学習支援システム構築することで学生が学んだ内容を反復学習する機会を提供する。本年度の研究実施計画は下記の3点であった。1) 教材作成のためのデータ分析、2)学習支援システム導入・ヒアリング・改善、3)成果発表である。今年度は1)と3)においてそれぞれ以下の点で進捗した。 1) 教材作成のためにインパクトファクターの高い看護系英語論文60本の言語的特徴を3セクション(Introduction, Methods, Results)において分析した。その結果特にResultsセクションにおいて、人称代名詞や無冠代名詞の使用がIntroductionおよびMethodsセクションと比較して有意に高かった。しかし、文頭接続詞や文頭副詞の利用は3セクションに有意な差は見られなかった。加えて文末前置詞の利用は3セクションとも非常に低く、今後この文体の利用は慎重に行う必要があることが分かった。 3) 成果発表として、Kyoritsu Journal of International Review 40 に英語教育系ジャーナルの言語的特徴を上梓し、第20回アジアTEFL国際学会(インドネシア)において看護系英語論文の要旨構造について発表した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本年度は1)教材作成のためのデータ分析を完了させることを優先させたため、2)学習支援システム導入・ヒアリング・改善においてやや遅れが出た。
|
今後の研究の推進方策 |
今後は学習支援システムの構築および改善を完成し、成果を国内外の学会および雑誌において発表予定である。
|