研究課題/領域番号 |
18K00890
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 東洋英和女学院大学 |
研究代表者 |
笹島 茂 東洋英和女学院大学, 国際社会学部, 教授 (80301464)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | CLIL / 多言語多文化 / 教員養成 / 英語教育 / 多機能教師 / 英語と日本語 / 文化間意識 / 教師教育 / 教師認知 / バイリンガル教育 / 言語教育 / 複言語複文化 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、多言語多文化状況の実態の特徴を調査し、それに対応する言語教育のあり方を工夫し、カリキュラムの再編成、言語教育の枠組の再構築を検討し、その学習に従事できる多様な知識と技能を持った(言語)教師を育成する意義と可能性について検討し、多言語多文化状況に対応する多機能教師の育成を提案することにあった。しかし、新型コロナ感染症の拡大により十分な研究はできなかった。できたことは、オンラインでのアンケート調査、広く意見を聞くこと、必要なデータの収集・分析、最終年度の2回を含んだ海外調査であり、検証をまとめるまでには至らなかった。それでも可能な範囲で多機能教師教育の可能性は示唆できたと言える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
グローバル化する社会において教師の役割が多様化し、これまでのカリキュラムに則った各教科に特化した養成システムは、統合的で柔軟な教師の役割を活性化し、単に知識や技能を学ぶだけではなく、知識や技能を効果的に活用する思考や工夫を促し、能動的で挑戦的な人材の育成を支援する教師の養成にシフトする必要がある。多機能教師(IMT)はそのような実利的な面を強調する。多機能教師(IMT)は、現在の初等中等教育の教員養成課程の枠組では対応していないが、多言語多文化状況での教師は必然的にそのような要素が必要になっていると考える。本研究は、多機能教師(IMT)の育成について実践的にその可能性を検討した点に意義がある。
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