研究課題/領域番号 |
18K00913
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03010:史学一般関連
|
研究機関 | 国士舘大学 |
研究代表者 |
藤森 馨 国士舘大学, 文学部, 教授 (50291000)
|
研究分担者 |
夏目 琢史 国士舘大学, 文学部, 准教授 (00747842)
小倉 慈司 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 教授 (20581101)
岡野 友彦 皇學館大学, 文学部, 教授 (40278411)
岡田 荘司 國學院大學, 神道文化学部, 名誉教授 (60146735)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 中世文書 / 出雲国造 / 出雲大社 / 北島家 / 所蔵文書 / 出雲国造家 |
研究成果の概要 |
昭和47年に重要文化財に指定されている北島国造家の306通の古文書を調査し、誤記や誤読を修正することができた。 この調査の一環として、当主以外は入ることの許されない土蔵に入った際に、棚や箪笥に重要文化財以外の古文書が入っていることがわかった。それらを調査してみると、150点ほどの新出文書が発見され、解読したところ、いずれも優れた中世文書及びその写しであり、中世出雲地方の実態解明に役立つものであることがわかった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この度の研究は、単なる出雲大社の研究だけでなく、出雲地方の尼子氏の活動や毛利氏の活動がうかがえ、どのような統治が行われていたかを具体的に知ることができた。今後の出雲地方の研究に裨益すること大なるものと考えられる。また国造家の祭祀については、火継神事という国造交代の際神事について多くの知見をえることができた。また、これまで近世以上には遡及できないといわれてき新嘗会が、応永三十五年まで遡って確認されたことは大きい。古代からのものかは今後の研究を俟たなければならないが、火を尊重する神事は中央の祭祀と密接に関わっていると、考えられる。
|