研究課題/領域番号 |
18K00929
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03020:日本史関連
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
守田 逸人 香川大学, 教育学部, 教授 (10434250)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 荘園 / 地域社会 / 景観復元 / 中世史料 / 荘園絵図 / 区有文書 / 現地調査 / 文化財保護 / 善通寺 / 霊場 / 四国遍路 / 絵図 / 中世文書 / 史料保存 / GIS / 荘園調査 / 近世絵図 / 画像処理 / 地名データ / 水利慣行 / 景観 / 都鄙関係 / 土地制度 / 荘園史 / 地域社会史 |
研究成果の概要 |
本課題では、中世以来の荘園景観や地域構造、習俗や領域観念など地域社会の歴史過程に関する総合的研究を行った。題材として東大寺領伊賀国黒田荘故地(現三重県名張市)、讃岐国善通寺領故地(現香川県善通寺市)を採りあげた。 前者については荘の中心地である黒田地区・竜口地区について関係史料の精査と現地調査を行い、荘園景観の復原と中世以来の地域構造の歴史過程を明らかにした。明治期以降に東大寺から散逸した史料の調査も行い、新出史料を発見した。一方、後者については同寺所蔵の荘園絵図などをもとに現地調査を行い荘園景観の復原を行い中世以来の地域構造の歴史過程を明らかにした。善通寺所蔵の中世史料の包括的な調査も行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題では、中世史料の調査と景観復元等を目的とした現地調査が主な活動となった。 中世以前の貴重な新出史料の発見は、日本列島の歴史過程を考える上で今後極めて重要な題材となる。一方、史料分析や荘園絵図等の分析、現地調査の成果によって水田景観の広がり方や寺社の形成、独自の習俗・慣行について調査することで、中世以来培われてきた地域社会の成り立ち方について明らかにすることができた。
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