研究課題/領域番号 |
18K00931
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03020:日本史関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
乕尾 達哉 鹿児島大学, 法文学部, 名誉教授 (30164065)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | サトウ / アストン / チェンバレン / アンダーソン / 和書 / 大英博物館 / ケンブリッジ大学図書館 / 日本学 / 先駆的英国人日本学者 |
研究実績の概要 |
・愛知教育大学附属図書館において、チェンバレン旧蔵和書のうち、アーネスト・サトウ旧蔵にかかる「往代希有記」「豊葦原神風和記」「天照坐豊受皇太神宮神徳略記」「外宮法式大概目録」「祓勤仕儀式」「豊受大神宮殿舎考証」「皇太神宮殿舎考証」「年中行事 外宮」「古学二千文読例」「春秋命歴序考」「神祇要編」「中臣祓旧伝」「神代巻直指詳解」を調査し、サトウの蔵書印の有無とそのタイプを確認した。
・京都大学附属図書館において、サトウ旧蔵の「イエズス会報」を一部調査し、これらがサトウの在江戸英国公使館在職中の蔵書であることを示す貼紙を確認するとともに、サトウが通常和書に捺していた蔵書印は捺されていないことを確認した。
・大英図書館において、サトウ旧蔵和書のうち、「節用集」「続錦繍段」「新刊多識編」「水鳥記」「東草集」「祖庭事苑」「諸天伝」「大蔵経綱目指要録」「住吉物語」「印図」「源氏物語」「古言悌」「日本書紀講述鈔」「絵入はちかづき」「蒔絵大全」「梵文阿弥陀経諸訳互証」「とりかへばや物語」「三国通覧図説」「近松正本集」を調査し、サトウの蔵書印の有無とそのタイプ、大英博物館の受入れ印を確認した。これらの和書の寄贈(売却)がサトウ本人によるもの、アンダーソンに譲渡されたのちに寄贈されたもの、パットン牧師に譲渡されたのちに寄贈されたもの(仏教関係)によって構成されていることが判明した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2020年度および2021年度に引き続き、2022年度も新型コロナによる世界的規模での疫禍のため、本研究課題の主たる研究調査フィールドである英国への渡航ができず、年度末近くになって国内外の感染状況がやや落ち着いた状況となってようやく英国への渡航調査が実現した。しかし、累積した遅れを取り戻すにはいたらず、とくに大量のサトウおよびアストンの旧蔵和書を蔵するケンブリッジ大学図書館には当該年度中に訪問することができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度が最終年度であったが、上記のような理由で研究の大幅な遅れが生じたので、研究計画を1年延長し、2023年度にケンブリッジ大学図書館での研究調査を実施し、先駆的英国人日本学者による和書の蒐集・活用・譲渡について、その実相を明らかにしていきたい。
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