研究課題/領域番号 |
18K00947
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03020:日本史関連
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研究機関 | 国際日本文化研究センター |
研究代表者 |
倉本 一宏 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (80215053)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 古記録 / 史料 / 平安時代 / 日本古代史 / 古代史 / 摂関期 / データベース |
研究成果の概要 |
本研究では、『歴代残闕日記』所収の古記録の訓読文を作成し、データベース化を行なった。確実にその表題通りの古記録であることが明白なものをデータベース化するとともに、『二東記』と『親信卿記』については、詳細な原本調査を行なった。また、『歴代残闕日記』に所収されていない古記録についても、データベース化した。 その結果、『沙門仲増記』『済時記』『一条天皇御記』『後朱雀天皇御記』『二東記』『師実公記』『季仲卿記』『後三条天皇御記』『寛治二年記』『八条式部卿私記』『清原重憲記』『高階仲章記』『元方卿記』『大后御記』『定家朝臣記』『宇治殿御記』『親信卿記』のデータベース化を完成させ、すでに公開している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、摂関期の歴史に関する著述は、仮名物の文学作品を使用して行なわれてきた。一方、解読に困難が伴う古記録を使用することは、なかなか行ないがたかった。本研究は、『歴代残闕日記』所収の古記録、またその他の古記録の本文を確定し、しかも読みやすい訓読文で公開することによって、簡便に全文を検索し、より本質的な視点から古記録を研究に使用することのできる環境を構築した。 これによって、平安時代の歴史に関して、第一級史料としての古記録を利用した研究が、難解な古記録を読解することのできなかった研究者、また海外の日本研究者でも、行なえることになる基礎を完成させた。
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