研究課題/領域番号 |
18K00949
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03020:日本史関連
|
研究機関 | 公益社団法人部落問題研究所 |
研究代表者 |
坂井田 徹 (森下徹) 公益社団法人部落問題研究所, その他部局等, 研究員 (40529921)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 日本近現代史 / 社会運動史 / 教育史 / 地域史 / 地域社会史 / 労働運動史 / 教職員組合 |
研究成果の概要 |
関西教育労働運動史研究会を組織し、そのもとに大教組班・奈教組班・京教組班をおき、関連史料の所在確認、概要把握と基礎的な史料整理作業を行った。 大教組班では、泉北教組関係者である野名竜二氏、辻田政信氏、藤並行三氏の所蔵史料の所在確認と聞き取り調査、京教組班では、奥丹後教組文書の調査、奈教組班では、奈教組文書のほか吉野郡教組文書、安川重行文書、鈴木良文書など関連史料の収集整理と聞き取り調査を行った。 そのうち調査がほぼ完了した奈教組文書については、『奈良県教職員組合文書目録』を刊行した。総点数は11309点を数える。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の第1の意義は、奈教組文書の整理と目録化を行い、歴史研究の史料として活用する基礎的な条件を整備することができた点である。これにより、大教組や京教組などとの比較研究も可能となろう。 第2は、奈教組文書の歴史的位置を明らかすることができた点である。奈教組文書には、戦前の奈良県教育会や奈教組の大会、中央委員会、各郡市教組の史料だけでなく、奈良総評、平和運動、母親運動など多様な社会運動に関する史料が含まれている。戦前の教育会を引き継ぎスタートした奈教組が地域の労働運動、社会運動で大きな役割を果たすようになったのであり、奈教組文書は、戦後奈良県の社会運動の史料センターともいうべき存在である。
|