研究課題/領域番号 |
18K00955
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03020:日本史関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
三谷 芳幸 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (80756271)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 律令国家 / 律令制 / 土地 / 天皇 / 心性 / 開発 / 未開 / 文明化 / 土地制度 / 日中比較 / 農業 / 荘園 / 古代 / 比較史 |
研究成果の概要 |
律令国家の成立にともなう、日本古代社会の「未開」から「文明」への変転の様相を、土地をめぐる観念と制度から明らかにすることを試みた。土地の開発や所有において、呪術的・宗教的観念と開明的観念が交差しているあり方や、土地の支配・領有において、日本固有の思想のうえに中国伝来の思想が重層していく過程、さらに土地に関する禁忌をめぐって、天皇を中心とする宮廷社会のなかに、都市貴族化による大きな変化があらわれることなどについて、一定の見通しを得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本古代の律令国家は、「未開」の要素と「文明」の要素からなる、二重構造の国家として成立したとされる。だが、二つの要素の関係と時期的推移については、未解明な点が少なくない。本研究の成果は、そうした課題に応えるために、国家・社会と土地との関わりという側面から、二重構造のあり方を具体的に示したものである。その知見は、持続可能な土地利用という社会的課題をめぐる議論にも、資するところがあると考えられる。
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