研究課題/領域番号 |
18K00956
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03020:日本史関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
牧原 成征 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (20375520)
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研究分担者 |
新田 一郎 東京大学, 大学院法学政治学研究科(法学部), 教授 (40208252)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 日本近世 / 身分 / 法制史 / 江戸幕府 / 身分制 / 幕府 |
研究成果の概要 |
東京大学法制史資料室所蔵史料のうち幕府役所関係史料について悉皆的に中身を通覧し目録を詳細化した。それと関わって、江戸幕府後期の判例集「御仕置例類集」における「身分」の語義、江戸幕府御家人の身分と家のあり方、寛永期における幕府の奢侈禁令の出され方等を検討した。また対馬藩江戸藩邸日記から同家の家臣団が江戸の他の武士団・町人らと共存していたあり方を解明し、江戸幕府前期の判例集「公法纂例」を翻刻・紹介した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
東京大学法制史資料室所蔵史料のうち幕府役所関係史料について悉皆的な調査をすることで、そのうちいくつかの史料を活用して、江戸幕府御家人の採用のあり方から近世身分制を再考する成果を得たほか、「身分」の語義を検討することで近世社会の変容や近代の語義・学問への継承についての道筋を解明した。近世初期の奉公人法制や奢侈禁令、江戸藩邸家臣団を取り巻く法慣習に関する新しい位置づけを示し、法制史研究の見地を組み込んだ近世身分論の進展に寄与した。
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