研究課題/領域番号 |
18K00961
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03020:日本史関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
三宅 正浩 京都大学, 文学研究科, 准教授 (30612303)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 書状 / 大名 / 武家社会 / 政治情報 / 幕藩関係 / 武家書状 / 蜂須賀忠英 / 細川忠利 / 大名家 / 情報 / 日本近世史 |
研究成果の概要 |
近世前期には、大名たちの間でやりとりされる書状により、様々な政治情報が伝達されていた。本研究は、こうした政治情報の伝播に用いられた書状を収集して分析したものである。書状という手段によってどのようにして、どのようなルートで情報が伝わったのかを解明した。 なお、当時の書状は、基本的に年代記載がないため、研究に用いるためには、年代比定が必要である。本研究では、年代比定に用いるための書状データの蓄積も行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歴史研究における重要な一次史料であり、近世前期における政治情報伝達の手段であった書状には、年代が記されず、“やりとり”した当事者同士での了解事項を前提に記載されているという史料的な扱いにくさがある。本研究は、こうした書状の扱いにくさを克服するため、書状による“やりとり”の復元を試みたものである。近世前期政治史を考える上で最も有用な史料といえる武家書状について、その史料的弱点を補い、書状史料から最大限の情報を引き出す一つの方法論を獲得した。
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