研究課題/領域番号 |
18K00966
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03020:日本史関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
坂上 康俊 九州大学, 人文科学研究院, 特任研究員 (30162275)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 前近代日本史 / 学統 / 日本前近代史 / 系統樹 / 日本史 / 前近代 / 海外 / 系譜 / 前近代史 / 日本学 / 師弟関係 / ネットワーク / 欧米 / 中国史学史 / 韓国史学史 / 外国人研究者 / 在外日本研究 / 史学史 |
研究実績の概要 |
2023年度には、これまでと同様に諸国における前近代日本史の研究状況に関する資料収集につとめるとともに、そこで得られたデータをもとに研究の継続状況、すなわち学統の系譜化を進めた。特にコロナ禍のために実現できなかった諸国の前近代日本史研究者への聞き取り調査と、蔵書を中心とする研究環境の調査を実施できたことが大きな成果を生んだ。 予算が限られており、かつ円高や航空運賃の上昇の影響で対象が限られることになったが、法政大学教授小口雅史氏の協力のもと、ドイツではフンボルト大学のクラハト名誉教授、およびルール大学ボーフムのシュミットポット教授、またオランダではライデン大学のボート名誉教授にお目にかかり、それぞれの国内での前近代日本史学を中心とする日本学の学統について詳細な説明を受けることができ、系譜化の基礎に確かな足がかりを得ることができた。また、上記大学の図書館以外に、森鴎外記念館、ベルリン自由大学図書館、ベルリン日独センターなどで蔵書の調査をおこなった。 一方で、前近代日本史研究の継続状況を学統という形で系譜化して示すことの意義、そのための方法、それぞれの方法が抱える問題、現時点での成果のサンプルを示すべく論文「在外日本前近代史研究の学統は描けるのか」を執筆・公表し、さらなる情報提供も求めた。 以上の結果、ドイツ、オランダ、フランス、イギリス、アメリカといった欧米諸国に加え、中国・韓国・台湾についても、一定度の系譜化の目処がたっている。これらの国々の前近代日本史学を中心とする日本学の系統譜について報告書をまとめ、これを学術誌上で公表すべく準備中である。
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