研究課題/領域番号 |
18K00967
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03020:日本史関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
佐伯 弘次 九州大学, 人文科学研究院, 特任研究員 (70167419)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 室町遺文 / 九州 / 中世文書 / 文書史 / 来島文書 / 草野文書 / 小串文書 / 蒲池文書 / 宗義智文書 / 武家文書 / 室町遺文九州編データベース / 中世文書写本 / 九州探題 / 松浦党 / 宗家御判物写 / 室町幕府文書 / 室町時代 / 遺文 / 古文書 |
研究成果の概要 |
九州の中世文書のうち、文書が多い佐賀県・大分県に関しては、データベースを作成した。九州大学やそれ以外の機関が所蔵する中世文書原本の調査を行い、釈文の再検討の他、料紙・封式・墨色等についても検討を行った。九州大学所蔵「来島文書」「草野文書」「一紙文書」については、史料集を作成した。 九州の中世文書を時代別に数量的分析を行い、南北朝期と戦国期の文書が多いこと、室町期の文書は少ないことを明らかにした。その原因は、室町時代の九州が政治的に不安定であったことと、文書作成状況の変化によるものと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
九州は中世文書の宝庫とされているが、その時代別の特色やその背景に関してはあまり検討されてこなかった。本研究では、2万点以上の九州の中世文書を時代別の数量分析を行い、時代的な特徴とその歴史的背景について解明することができた。こうした研究成果は、文化財の保存や研究にとっても大きな意義を有している。
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